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続・不思議の国のスクウィーク

アメリカ生まれのパピヨン、スクウイーク(虹の橋4丁目在住)とヒラリー(2012年6月21日来日)、柏レイソルにはまっているMegの不思議な冒険の世界へようこそ!

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初めての海外ドッグ ショウ観戦記 (その1)

1981年2月、英国のクラフト ドッグ ショウとアメリカの
ウエストミンスタードッグ ショウ観戦のツアーに参加した。
某有名ハンドラーさんの企画で、ご本人と旅行会社さんから
添乗員さんがおひとり。10数人の小さいツアーで自分は
最年少だった。


ツアー客はドッグ ショウの会場で見かける審査員にプロ
ハンドラーなど犬に関わる職業の人達が大多数だったが、
その中に自分よりひとつ年上の女性がいた。年が近い人と
同室で嬉しかったが、何故か辛く当たられた。理由が解らず
慣れない土地で心細い事もあって怒られないように緊張して
身を小さくしていたのを覚えている。

しかし、ある夜彼女の身の上話を聞く事になってその理由が解った。
きっかけは持参していた犬の雑誌。前年のトップ ウイニング パピヨン
ビッチ となった愛犬オルジェの写真を自慢げに彼女に見せた時だった。
その写真を見て彼女の顔が一瞬曇った。
そして今までの思いが一気に流れ出たように話しを始めた。

彼女のご両親はシェルテイーのブリーダー。小さい頃から犬と一緒。
自分には羨ましい環境だが、ブリーデングで生活をたてているらしい。
生まれた子犬は可愛い内に里親にださなければならない。しかし、売れ
残る事もある。そんな時、ご両親は小さい自分達の娘に子犬を抱かせ、
ペット ショップへ行かせるのだという。まだ、お店が開く前から
待つのだそうだ。冬は寒くて辛かったという。そして店の主人も
心得ていて、値踏みをして安く子犬を買いたたく。

「子犬を抱いてどんな気持ちでお店が開くのを待っていたか
あなたには解る!?」

泣くというより号泣に近かったと思う。

小さい子供にそんな事をさせていた親も親だ。
本当に何を考えているんだろうと今ならその両親に怒りを向けていた
かもしれない。が、その時は涙を流す彼女の見つめながらどうして
よいか解らすにただオロオロするばかりだった。

どうやら彼女は自分を仕事もせず、大金を親に出してもらってショウ
ドッグを持ったり海外旅行へ行く裕福な家庭のお嬢様だと勘違いした
らしい。その誤解を解こうと言う気持ちにもなれず、ただ、ただ、
彼女の涙が止まるのをじーっと待っていた。

帰国してから暫くの間はJKCの月刊誌「「家庭犬」が送られてくる
たびに、彼女のご両親の犬舎号を持った犬の名前がチャンピヨン登録
されていないかを探すのが習慣になっていた。彼女の顔も名前も犬舎号も
忘れてしまったが、住所が名古屋だった事は覚えている。

時々どうしているのだろうと気になる事がある。
今が幸せだといいな。

前のブログからお引越しさせました。
       Written on Aug. 19, 2005
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| パピヨン | 2005-10-23 | comments:0 | TOP↑















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