はじめに
スクウィークの最後のミラクルを聞きにきてくださって
ありがとうございます。
文中にスクの落し物についての表現などが出て参りますので
お食事中の方はご注意くださいませ。
しかも、すっげ~~~ながいです。
トイレットペーパーなら、何回お尻が拭けるだろうって ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
そちらもご注意くださいませ。
尚、使用されている写真は生前のばかりです。
殆ど寝てばかりのスクウィークでしたが、6月に入ってから
それまで帰宅した妹殿と【危険な遊び】をすることも
なくなっていました。
つまり、寝ているんです。ぐく~すか ぐぅ~すか

大すきなラグビー ボールと一緒にお昼ねちゅぅ
寝てばかりなので、妹殿が「起こしていい?」と聞くくらいに。
暑さも影響しているのだろうなぁ~と思っていました。
6月29日午前1時頃、暗闇にぼ~~~っと座っている
スクウィークを発見。多分トイレに立ち上がろうとしたら
それができずにショックで座り込んでしまったのでしょう。
私も気が動転してしまいましたが、「伏せ」の状態で眠ることが
できない彼女の身体を寝返りを打たせながら、より快適な
ベットを作るために悪戦苦闘する事になりました。
(1)下になるほうの目が開けられる(圧迫されない)
(2)鼻の穴がベットで塞がらないように
(3)身体全体に負担がかかならいような角度
(4)この暑さで寝ていた場所に熱がこもるので、ひんやり素材の敷物を使う
(5)室温は24度
(6)2~3時間おきには寝返りを打たせる
色々な素材で何度も、何度も作り直し、写真を撮り、へたっぴぃ~な絵
を描きました。寝かせたスクの身体の下にそ~~っと手を入れて、肩や
足が浮いていないか。身体が沈み過ぎてはいないか・・・・床にはいつく
ばってスクの身体や頭の角度を何度も何度も確認しました。

最初に作ったベット
素材はなんと!自分の肌がけ布団
なんとか心地よいベットと思い、あれこれぐちゃぐちゃ
突っ込んでみたりしているのがありあり





特に頭をおく部分は柔らかい羽毛素材だったのですが、フワフワで頭が
段々沈んでしまい、接触しているほうの目が開けられるように、鼻の穴
がふさがったりしないように下にバスタオルなどを入れて適当な固さを
作れるように注意しました。
寝返りをうたせるたびに、目が覚めて起こすたびに、違うベットが
できあがるので、悪戦苦闘
最初は2時間近くかかったこともあります。
4日目にやっとそれらしいベットが作れるようになりましたが、
枕はやっぱり羽毛でした。柔らかく沈み過ぎるので、後ろから
タオルなどを詰めて形を固定しました。
寝ている時、まるで走っているように前足を動かしたり、
暫くすると頭が落ちていたり(動かせたのに感激)するようにもなりました。

こちらが最終的にできあがったベット。
枕が羽毛なのは同じですが、頭を乗せる高さを低くしました。
水色の布はひんやり素材(人間用)でできています。

夜の電気がまぶしいのでベットの位置を変えました。
通気性の良いTuffyの上に羽毛やタオルケットなどでベットを
作ったので、Tuffy を手でクルリと回すと簡単に方向転換が
できました。

羽毛で顔が暗く影になるようにしてみました。
静かに(元々スクは声を出すことが稀)寝ていたので、おしっこは
垂れ流しになってしまうことがありましたが、7月2日の夜
からは「あん あん」と小さい声で知らせるようになりました。
ショックからやや回復して目で自分を追うようになったのは、その
前日の1日からです。
合図で知らせるようになってからはチーはパスタオルを折って、それを
ウエストに通してささえ、歩かせながら(垂れ流し)できるようになりました。
そんな状態ではありましたが、それでも、いつものトイレの場所に歩いて
いって、そこをクルクル回ります。
でも、公園で歩行補助のハーネスをつけて歩いている時はチーを
しなかったので(7月1日&2日は歩く・3日は連れて行くも歩かず)
室内では「排尿する」という意識を持って歩いていたのだと思います。
6月30日、7月1日&2日の3日間はびっくりするくらいに良く
食べました。彼女は人の手からご飯を食べる子ではないのですが、
右で抱えて、ちょいと太ももの上に座らせ、左手でご飯をすくって、
口へ持っていくと、100万年食べていなかった子のようにガツガツガツ・・・・
正直ボケておかしくなっちゃったのかとも心配しました。
またはクッシング症のお薬を飲んでいなかったので、その影響で
食欲がでたのかとも。
お腹がパンパンで破裂するのではないかと獣医さんに浣腸について
問い合わせをしたくらい心配しましたが、7月3日の午後、自分が
義弟と話をしている間、両方の太ももの間にちょこんと座らせていた
スクが急にプルプルと身体を震わせましました。
大量の便が出て、それを洗っている間にも出ました。
(出るというより垂れ流しの表現がより近いかも)
ウエストがキュッと引き締まってしまった3日はほんの少しのお肉を食べ
ミルクとお水を飲みました。
この日も腰にタオルを巻いて歩かせていたのですが、
珍しく妹殿の部屋へ行きたがるので、歩けるように敷物をひきまくりました。
きっとこの調子ならは下の部屋も歩くかもしれないと歩かせたら、
母の部屋、玄関、居間、台所・・・と歩いて、ベランダに向かって
立ち尽くすので、抱っこでベランダにでました。
自分が仕事を辞めた3月1日から悪天候以外の日にやっていたこと。
2階と3階のベランダから行き交う車、人、チャリを眺め、最後は
妹殿の帰宅を門の外で待つ。
それを全部しました。
翌朝、7月4日
スクウィークが旅立った日ですが、朝は補助をして歩きながら
おしっこをしたので、チャリで公園へ気分転換に行くことにしました。
アイスノン搭載のスクウィーク号です。
ところが家をでてほんの10数メートルの所で、前のタイヤがパンク
していることに気がつきました。
仕方なく戻ろうとした時、ジョギング中の義弟に会い、
元気そうだねぇ~と声をかけてもらいました。
チャリを押そうとしたら、スクが声をあげました。
後ろ足が前に投げ出された状態で前足だけで踏ん張って座って
いますから、きっと座り心地が悪いのだろうと、チャリを押しながら、
片手でスクの胸に手を入れて、身体を支えました。
籠から降ろして、そのまま部屋へ。
アクアスキュータムのソフト キャリーに座らせて、自分は
部屋の掃除を始めました。
やれやれ、これからスクのベットをつくらなきゃぁ~と
一番下にひく素材の上にバスタオルをかけたところで、スクが
声をあげて自分を呼びました。
座り心地が悪いのだろうと、
スク、ごめん!ごめん!
そう声をかけて、右手で抱き上げたとたん
彼女の身体が
ぐにゃ とまるでつきたての
お餅のように柔らかくなり、頭がカグッと振れました。小さく息をしているのが
わかりましたが、直感があったので、大声で家族を呼びました。
皆が部屋に飛び込んできて、自分が作りかけのベットにその身体を
降ろしたか、降ろさないか・・・そのタイミングでスクは旅立ちました。
7月4日 午前6時15分
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振り返ると
彼女は29日に後ろ足が動かなくなってから「旅立つ準備」をしていたのだと
思います。
6月30日、7月1日&2日はびっくりするほど食べてミルクやお水も
カブカブと飲み
7月3日はかつて歩き回っていた部屋中を一緒に歩き、いつもの風景を
ベランダや門から眺めて、大量の便を出してからっぼにし、ほんの少しの
ご飯を口にして、「その時」に身体を汚さないように
(実際肛門が開いても汚物はでませんでした)
お水とミルクも殆ど飲まず
旅立った4日の朝、公園へのドライブは途中でパンクに気がついて家へ引き
返しましたが、スクが声をあげても、タイヤがパンクしていなかったら、多分
自分はそのままスクを乗せて、公園へドライブしに行ったと思います。
スクの様子を気にしながら、
もし、そうだったとしたら・・・・・
前日タイヤに空気をいれて格納したので、何故パンクしたのか
今でも不思議です。勿論画鋲や釘などがささっていて、朝までに
少しずつ空気が抜けていたということは考えられます。
でも、だとしたら、それが何故あの4日の朝だったのかというのが
やはり不思議でなりません。
(パンクはチェックせずに修理に出してしまいました)
パンクしたチャリの籠の中で発したスクの声は
「お家へかえろうよ」
そして、最後の時に呼ばれたのは
「もう行く時間だから、抱っこして!」
かねてから「スクを見送るときは絶対その場所に居たい」と
願い、言葉にだしていました。
「これまで私の為に生きていてくれてありがとう。
これからは自分の為に生きてね。」
そう言葉にして抱きしめたのは30日だったと思います。
それを聞いて、彼女は準備をはじめ、お家で旅立ちたかったので
チャリのタイヤをパンクさせ、自分がペット ロス(この言葉
は好きではないのですが)にならないように、最後の時を
教えてくれたのです。
その直前まで前足に力を入れて座り、パッチリ目で
自分が掃除をしているのをベットから眺めていたスクウィーク
彼女に呼ばれて、彼女を右手で抱き上げたとたんに全身の力が
抜けて頭がグランと振れた・・・・あの感触と瞬間と光景は
私に幸せを運んでくれました
Megに抱っこされて虹の橋を渡る。
それがスクウィークの望みであり、
自分に抱っこされながらスクは虹の橋を渡る。
それが自分の望みであったのですから。
彼女のことを想うとき、皆さんにその最後を語るとき、涙よりも笑顔が
多くなってしまうのは、彼女が旅立つ過程を知ることができ、それが
自分にとって(そしてスクウィークにとっても)最高の
スチュエーションだったからだと思います。
細かいことを探せば後悔がないということはありえないでしょう。
でも、その後悔が最小限であることもその要因の一つだと思います。
例えば、自分が体調を崩さずに仕事を続けられていたら、こんな事
になるんだったら辞めて、毎日散歩をしたり、もっと長い時間一緒
に居ればよかった・・・・
と後悔したであろうに違いないのです。
最後の最後にこんなミラクルを魅せてくれるとは
毎日泣かないように、涙だけではなく笑顔でも語れるようにしてくれるなんてね。
お世話され、支えられていたのは自分のほうだったと、
幸せだったのは自分のほうだったのだと気がつきました。
こんな幸せを最後の最後にもらえるとは想像もしていませんでした。
スクちゃん!やっぱり・・・・
あんたは最高!!! 
彼女との出会いが必然だったとしたのならば、私のベター ハーフは
四足のちびっこパピヨンという事になります。
そんなスクウィークを沢山のパピヨンから探し出し、情熱的にお願いし、
あのルーアン(ブリーダー)の首をいやいやながらも(笑)縦に振らせた
自分のド根性は素晴らしい!←自画自賛 (笑)
宇宙で一番オーナー思いのスクウィークと、そんな宝物を掘り当てた
自分自身をとても誇りにまた幸せに思います。*^◇^*v
あたちも最高!←遠慮気味に小さい字で (^◇^:
最後になりましたが・・・・・
長年のパピ友達と、アメリカの友人達と、ここへ遊びに来てくださっていた
皆さんの暖かく、優しいお心遣い、それは時に過分であるようにも思える
ほどのものでした。
それが自分が今幸せだと感じられる要因の一つにもなっております。
スクの病気と一緒に向き合ってくださった、主治医並びに鍼灸治療の
千田先生。アニマルコミュニュケーターの大井様にも深く御礼申し上げます。
皆様、ありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
これでスクの最後のミラクル物語はおしまいですが、
まだちょいと書きたいこともありますので、もう暫くお付き合いください。
「一日一膳」ではなく「一日一回」有効だそうでございます。
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ミラクルを起してくれたよね。
そのおかげで、Megさんもかなり元気でいてくれて
私はとっても安心しました。
シアワセだったね♪
お願いがあるんだけどな~~~
ぜひ、ベッドの絵をアップして欲しいわ~~~!!